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最初に受けたかった歯科治療(1)

私、47歳にして初めて「本当にまともな」歯医者さんと巡り合いました╰(*´︶`*)╯♡
この経験で知ったことがたくさんありましたので、どなたかのお役に立てる事もあるかと思い、診療の様子を記録に残す事にしました。診療中は意識を飛ばさないと、長時間口を開けて置く事に耐えられないのと、メモすることが出来ないのとで、細かい部分は正確ではないと思われますが、その点はご容赦ください。

先ずは私がこだわって歯医者さんを探す事になった経緯から。
私はこう見えても(ブログなので見えてませんが…)、元医療従事者でして、3年間の看護教育を受け、3年間大学病院で勤務した経験がございます。経済的な理由から看護大学ではなく、無料で通える看護専門学校に入学いたしましたが、首席で卒業させていただけましたので、頭は悪い方ではないと思います(笑)


ただ、歯科診療に関しては学んでいないので全くの素人。
子供の頃は1軒だけあった田舎の歯医者さんで当時スタンダードだった大きく削って銀歯を入れる治療だけを受け、定期検診やフッ素塗布などは受けず、大人になってからは、たまたま近くにあった「感じの良い、良心的な歯医者さん(と私が感じる)」を選んで通って来ました。
その事に疑問を持ち始めたのは本屋さんでたまたま見つけたある本との出会いで、「頭痛や肩凝りの原因は歯にある」という内容でした。


その頃はまだ30歳くらいだったと思うのですが、中学生から肩凝りがひどく、全身バリバリに硬く、相当なお金をかけて、マッサージや整体通いをしていました。
週2回通って、治療しても良くならないので、「歯にも原因があるのかも⁉︎」とピンと来て、著者の先生が開業している歯医者さんの門を叩きました。
噛み合わせ治療で、確か10万円くらいだったと思います。
口がちゃんと開かない、舌がベロンと下に出せないという事で、「舌小帯という下の付け根のビロビロしたところをレーザーメスでカット」「ちゃんと生えた親知らずの抜歯(確か3本)」「噛み合わせを妨げている歯の高さ調整」を受けたと記憶しています。
舌小帯に関しては赤ちゃんの時など幼少期に見つけて、舌の動きを妨げているようなら早めにカットした方が良いと、その先生は言っていました。

産婆さんが赤ちゃんを取り上げていた時代には、生まれた時に切っていたようですよ。
この噛み合わせ治療後、少し楽にはなった気はしましたが、残念ながら劇的ではなく、その後も肩凝りや全身疲労は続きました。
結局は食生活を変えた方が良いという結論に達し、食生活の改善と骨盤のセルフケアで、もう10年以上、治療院には通わなくて良い生活を送っています。
ただ、この先生は麻酔や薬を出来るだけ使わないで治療をする先生だったので、そのまま虫歯の治療などもしていただいて、しばらく通った気はします。

ここで始めて針麻酔(手の合谷というツボ)で抜歯をしました。出血対策で少量の局所麻酔も併用したと思います。
歯の詰め物の微妙な高さで、身体が少しずつ狂うんですよ〜!脳血管障害、姿勢や歩行の異常、気力など、色んな事に影響を与えるので、ただ削って詰めれば良いというものでは無いんですよ〜!と言う事を初めて教えていただいたのがこの先生でした。
ただ、先生の態度がだ段々と横柄になっていき、何だか嫌だなぁ、と思うようになり、その後、確か関東から九州に引っ越して、その歯医者さんには通わなくなったように思います。

九州の長崎で初めて、歯科衛生士さんがたくさんいて、歯石取りや歯磨き指導など、予防に力を入れている歯医者さんに出会いました。初心時には、まず歯全体の写真(レントゲンではなく、画像)を取ります。こちらは当時、先生が記録に残したいから、というサービスで行われていました。自分の歯を奥や裏側までマジマジと見るのは難しいので、へえ〜っ、面白い、良いんじゃないこのサービス!と思った記憶があります。
その後は、写真を撮ってくれるところに何軒か当たりましたが、治療の前後で自分でも確認出来るのは安心ですね(╹◡╹)

たまたま、そこが混んでいて、急遽行った別の長崎の歯医者さんで、かなりおじいちゃんの先生に「笑ったら見えるところに銀色の詰め物がしてあるのはダメだよ〜。女の子なんだから。今は保険で白く出来るからやり直してあげるね〜」と下の奥歯手前の歯を白い材質のモノに変えていただきました。
そんな事を気にした事がなかったので、「そうなんだ〜!」と感心した記憶があります。
それから他の方の口元をそういう目線で見るようになったのですが、確かにステキな方でも笑ったら銀歯が見えると美しさ的には残念な印象があります。銀色のトーンだと、そこが暗く見えてしまうから白い方がいいんだよ、とその先生は言っていました。

長崎の先生は「保険内で白く出来るようになった」と言っていましたが、関東に戻って来てからは被せ物を白いもので作る時はどこも自費でしたσ(^_^;)⁇
あれは先生のサービスだったのでしょうか?未だに不明です。

長崎から関東に戻って来てからは、知り合いが受け付けで働いていたという歯医者さんにご縁があり、長崎のおじいちゃん先生の影響で、銀色の詰め物を全部白いモノに変えました。
女医さんでしたが、情熱を持って歯科医をされている方で、お口の中からの健康管理という事で、本当は高い金額で行う歯周病検査や歯周病予防クリーニング、虫歯菌のコントロールをやってくれました。

パソコンも駆使して、ビフォーアフターの説明、治療方針の説明もとても丁寧で、気に入っていたのですが、スパゲッティを食べていた時に歯が縦に割れて、抜歯することになり、歯が一本欠損してしまう事態に…(T . T)
何故歯が割れたのか?詰めた白い被せモノ(内側が銀色の金属のモノ)がすぐに削れて金属が見えてくるのは何故か⁉︎何か噛み合わせ調整などに問題があるのではないか⁉︎と先生に思い切って詰め寄ってみたら、それは私の噛み締めが強すぎるから!と言うではありませんか(・・?)
下の歯の内側の骨がこれだけ盛り上がっているのは、相当噛み締めているからですよ、と。
「知らなかった。早く言ってよ!どうして今までどこの歯医者でも言ってくれなかったんだろう。
そのせいで歯を失ってしまった。自分の噛み締め癖のせいなんだ〜…。」
先生曰く、噛む時、歯には何十キロもの力が加わる。だけど食事の時の噛む時間はたかが数分〜数10分。普段の時間や寝ている時の方が長時間食いしばっている。虫歯菌よりそれで虫歯になる人が多い、と。
意識してみると、私はPCに向かっている時、お料理や何か作業に集中している時、寝ている時、いつも食いしばっていました。確かにおっしゃる通り。
それ以後は起きている時は意識して力を入れず、歯を浮かせるようにして来ました。
ただ寝ている時は無意識なので、目が覚めると食いしばっていたり、朝目覚めた時首や肩がガチガチになっているので、どうしたものか⁉︎と対策方法を探していました。

 

その先生のところでは欠損に対しては、ブリッジと言って、両隣の良い歯も削ってしまう治療しかしておらず、インプラントするなら紹介状を書きますからそちらに行って下さい!という事になりました。
〇〇歯科大学を紹介していただき、予約の電話を入れたのですが、何だか感じが悪く、結局最初に噛み合わせでお世話になった先生が、入れ歯やインプラントも得意としていたのを思い出して、久しぶりに行ってみました。
先生は随分と丸くなって、大人しく変わっていましたので、そのまま治療をお願いしました。
まだ日本に入っていないという材料を埋め込み、骨(土台)作りの基礎を作り、半年くらいしたらMRIを撮ってインプラントをやりましょう!という流れでしたが、このMRIというのが私には何だか抵抗があり、どうしてもやりたくない!と思ってしまったのでした。
命に関わる事でなら仕方ないけど、たかが歯の為にアレを受ける!いうのがどうしても嫌で、歯茎もキレイに出来上がって、こんもり盛り上がったところに、グリグリと穴を開けて、ネジを埋め込む事にも抵抗があり、インプラントでもブリッジでもない方法って無いのかなぁ、とネット検索して見つけたのが「ミラクルデンチャー」というものでした。


東京では当時2ヶ所しかヒットせず、直ぐに予約が入って診てもらえた港区の歯医者さんの方に行きました。作る気満々で行ったのですが、その日は説明だけで考えて来て下さい、というので拍子抜けしてしまいました( ゚д゚)
噛み締めのことも指摘だけされて、方法の提示は無し。
ここはダメ、じゃあもう一方の歯医者さん!とその場で電話し、診て頂くだけで良いので、と無理矢理予約を入れていただき、直ぐに伺いました。

そこは江東区だったので、港区に比べると、かなりベタな下町の歯医者さんで、関西系ノリの女医さんでしたが、ミラクルデンチャーはあまり良くない点もあるから安くしてるの!と港区の1/5の金額で作って下さる事になり、噛み合わせに対しても、5千円かかるけど良い⁉︎と言って、大阪かどこかで学んで来たという、リスのように前歯に付けるタイプの「ナイトガード」をその日にすぐ作ってくれました。
指摘するだけして、何もしてくれなかった過去の歯医者さんより良いかも⁉︎という訳で、つい最近まで何年間かこの歯医者さんに定期検診と虫歯治療、ナイトガード調整でお世話になっていました。

おまけですが、食生活改善を始め、「自然」という考え方を大事にし始めてから知った、「自然歯科」というところにも何回かお世話になりました。
その先生は、虫歯治療はしない方がいい、歯石も自然に出来ているんだから取らない方がいい、という方針で、噛み合わせの調整だけで、歯の痛みや不具合を正す方でした。

もちろん自費診療で。

何回か通い、結局行かなくなりました。今は東京から地方へ引っ越して診療されているようです。

~次回に続く~

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