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最初に受けたかった歯科治療(8)

◆2018年3月19日 16回目・左下奥37番 (1回目)
今日から3本目の根管治療やり直しです。

1月に突然仮歯が取れ、次亜塩素酸で殺菌消毒をした歯です。
とりあえずこのまま使えるという事で、仮歯作成はせず、歯根管探しとお掃除に入ります。

スゴく曲がっているらしく、何本も器具をダメにしつつ、先生は頑張って下さいます。

それにしても、あまりに真っ黒で、助かるかどうか⁉︎ギリギリの状態のようです。
1回目のお掃除と殺菌消毒を終え、仮歯をセットして終了です。

◆2018年3月27日 17回目・左下奥37番
前回の続きで、左下奥歯の根管治療やり直し。なかなか歯根管が見つかりません。
何本も器具を曲げてダメにしている様子。曲がった歯根管みたいです。

先生、すみません(>人<;)
こういう時は神さまにもお祈りし、お願いします。「どうぞ先生に力をお貸し下さい。」
神業というのは、人間の力と神さまの力が合わさった事をいうのだと、ここの歯医者さんで経験しました。
先生が困って、もしかしたらダメかもしれない!と呟いた時に神さまにお祈りすると、必ずそこから上手くいくのです。
今回は鋭い痛みは全く無かったのですが、レントゲンの結果はOK。

あまりにヒドいムシ歯で、感覚が麻痺しているのでしょうか⁉︎
今回は前院の仮歯はもう入れられないとの事で、セメントで蓋をした状態で終了です。

◆2018年4月3日 18回目・右下奥46番
右下46番 土台作り&プロビショナル。
今日は見た事のない先生がいました。紹介がないので、最初はどなたが?何のためにいるのか?わかりませんでしたが、話の流れで段々とわかってきました。20年来のお付き合いの口腔外科医で、同志の先生のようです。
この先生がいらしたお陰で、今回は詳しい解説が入り、自分の状態が良くわかりました。ブログを書くにはうってつけです(^_^)v


説明によると、私の状態は噛み合わせの悪さから、いつも首が後ろに傾いてアゴが上を向いている。噛み合わせが強すぎて、骨隆起がヒドく、舌が持ち上げられ、呼吸状態が悪いので自然とそうなる。このまま放っておいて、年を取ると、誤嚥性肺炎を起こし、死期が早まる(寿命が縮まる)、そうです。
うーん、納得。

写真を取るといつもアゴが上を向いていて、いちいち言われないとアゴを引けない状態でしたが、それは骨盤、脊椎、頚椎のせいだと思っていました。

まさか「歯」が原因だとは考えたことはありませんでした。
夜寝る時も、自然とアゴが上がり、頭が後ろに倒れてしまう状態でした。常時酸素を効率よく取り込もうと、身体も必死だったんですねー。私の身体さん、ごめんなさいm(._.)m
朝起きた時スッキリしなかったのは酸素不足のせい。

21歳からほぼ毎日セルフホームエステをしているのに、シミやイボが出来るのも酸素不足。

食材にこだわっているのに、爪がボロボロなのも酸素不足…、だったのですね。
どおりで、色々やってもやっても、成果が80点くらいだった訳です。

「医者として、このままいくとどうなるか?解っていながら、何も手を打たないなんて、信じられない。極端な言い方をすれば、見殺しにしているようなものだよなぁ。でも、歯のせいで死んだなんて誰も思わないから、責められないんだよなぁ。」
←まさにその通りです。私はこの意味がスゴく解ります。


「こういうタイプの噛み合わせの人は、良くなればスゴく若くなれるし、お肌も透明感が出てキレイになるんだよねー。変わりやすいタイプなんだよ〜。」←ホントに!ラッキー♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪


「◯◯先生はこういう噛み合わせが異常に強い人には咬筋にボツリヌス菌を注射しているけど、出来たらそんなことしないで直してあげたいよねー」←えっ、美容医療でシワ伸ばしに使う筋肉を麻痺させるボトックス注射を、噛み合わせの筋肉にも使って麻痺させるの〜。びっくり〜!誤魔化しているだけで、何も解決してないし、咬筋が動かないなんて違和感ありそう…(´⊙ω⊙`)。


「この歯の状態すごいでしょ。普通は出来ないんだけど、それをやるんだよ〜。自分の歯は殆ど無いからね〜。ここまでやったからには後20年、いや倍の40年は持たせたいからね〜。ちゃんと出来ればこの歯は助かるんだよ〜。」と言って、人工のコアを4本くらい入れて頑丈な支柱を立て、完全接着で素晴らしい土台を築いて下さいました。歯の壁が一面無いところに。

 

そうしてみて初めて分かったのは、この歯はかなり捻転してしまっているということ。

この土台に合わせて、仮歯を修正します。今回は見学の先生のために、マイクロスコープの画像をモニターに移しながら仮歯の修正作業を行なって下さったので、私も見る事が出来ました。

レジンを足して、削って…という作業は本当に細かな作業でびっくり!彫刻のようでした。

先生が技工士さんは1年間くらい芸大に行った方が良い。3次元でデザインが出来ないと歯の作成は無理!と言われる理由が良く解りました。
そして出来た仮歯をセット!
その瞬間、身体の変化にびっくりしました(((o(*゚▽゚*)o)))
寝ている状態なのに、肩が軽いのです。首も楽になり、今まで滞っていた、血液やリンパが流れていくのを感じます。まだ起きてもいないのに、はめただけで違うなんて、何故⁉︎こんなに「自分に合った歯」って大事なの!!これで未だ仮の歯なのに!
起き上がってみると、首や肩の突っ張りがほぼ消失しています。恐るべし。

私のナース現役時代の感覚で終了後先生に質問。
「先生の治療って、『再建』ですよね〜⁉︎こんな治療をする歯医者さんって他にいるんですか?」
→「私は口腔外科医ですからね〜。」と一言。
そうだ!先生は口腔外科からスタートした方だったんだ。口腔外科なら癌や怪我で失った構造や機能を再建する事は出来るんだもんね〜、と大納得。
その経験を経て歯科医になって下さったおかげで、先生は私がムシ歯と過去の治療で失ったモノを全て再建して下さいました。
有り難いです!単なる歯科治療と再建の違いは天と地ほど違いました。
そうかそうか!歯科は口腔外科医でもある方のところに行くべきだったんだ〜、というのが初めてわかりました。完全に盲点でした。


私は骨盤や背骨などの調整を学んで、自力でしているので、次の質問。

「いくら身体の骨を正常な位置にしても、歯がおかしいままだと、解決出来ませんよね?歯は骨と違って自分で高さを変えたり、向きを変えたり出来ないので。」
→「歯は歯根膜があるおかげで、唯一動かせる骨なんです。他の骨はそうはいかない。だから歯を変える事で身体はかなり変わるんです!」「口の中の菌と腸内細菌は影響し合っているし、歯の健康状態は身体の健康状態を左右する。残念ながらそんなことを分かっている歯医者さんは殆どいないけどね。私は自分が治療していく中で気づいていったんです。歯学部ではそんなことは全く教えないので。」


助産師の齋藤純子先生のところでは自力整体に加えて必ず歯の噛み合わせ治療も受けていただくというので、身体のメンテナンス上、歯の大切さは知っているつもりでしたが、噛み合わせ治療を数回受けたことのある自分がこんなに悪い状態に陥ってるとは思いもしませんでした。

どこの治療でここまで悪化したのか?…残念です。

いずれにしても、今日は今まで気になっていたアゴの上がりやお肌コンディションが解決に向かい始めた日となりました。めでたし、めでたし。

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