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最初に受けたかった歯科治療(14)

◆2018年5月16日 22回目 左下36番
今回は前回に引き続き、左下6番の根管治療の続きです。
根管が全部治療されておらず、探り当てないといけない状態で、先生は前もって出来る限りの方法を準備して下さっていました。
前回の終わりに次回の治療内容予告をする際、時間内に終わる自信がないなぁ、と呟いていましたので。

前回、唇を拡げる器具で、当たっていたところの粘膜が潰瘍になったので、今回は歯に金属のクランプをハメて、唾液対策をする事になりました。奥歯は形が悪いのとあまりに残っている歯が薄く少ないので、ラバーダムはいつもかけられません。
何タイプかある金属クランプは私の歯に全部かからず、歯の角度が25度くらい曲がっていることがわかりました。先生は子供用のものを持って来るよう指示。これでなんとかハマりました。良かった良かった〜\(^o^)/
今回の根管治療は超音波の振動で穴を開けていく方法でした。先端にダイヤモンドの付いた器具で丁寧に丁寧に掘り進めていきます。
お陰で1度も治療されていない根管を掘り当てる事ができ、無事治療が出来ました。
「エンドは根気だと言うけど、本当にその通りだよなぁ〜、上手く治療出来て良かった!それにしても疲れた〜!」と先生はかなりの神経を使って下さったご様子です。いつも頭が下がります。
一度も治療されないまま埋め込まれてしまっていたので、とにかくカリエス(う歯)がスゴかったようです。
「こんな感染で良く症状が出なかったよなぁ」と先生がおっしゃいました。確かに痛みは出ませんでしたが、う歯部分が取り除かれたら、左の肩から背中がフッと軽くなったので、不快感としては十分症状が出ていたのだと思います。
ズサンなう歯治療と根管治療でう歯が再発している歯はあと1本。菌のコントロールがされて、炎症が無くなるだけでも、身体が楽になるイメージが出来ます。楽しみです。
他の根管も全てう歯で真っ黒。出来る限り取り除きますが、取り除けない分は最高の殺菌力を持つ次亜塩素酸で消毒をします。3分ほど置いて、MTAセメントで充填をし、蓋をし、レントゲン撮影。
そうしましたら、初めてのやり直しに。気泡が入ったようで、1本の根管が下まで充填されていなかったそうなのです。
MTAセメントは6分で硬化するので、時間勝負。
細菌が入らないように丁寧に蓋をしてからのレントゲン撮影なので、やり直しはまた金属クランプを付け、蓋を外し、充填したセメントを吸い上げてキレイに取り除き、それからやり直し、という手順です。ふ〜っ、先生も大変。
何とか上手くやり直せ、今回は下まで充填されているのが確認されました。その前に治療した左下7番の歯の根管も正常になって来ているとのことで、良かったです(⌒▽⌒)

一番のヤマ場を超え、次は残る1本の根管治療と噛み合わせに大きく関わる仮歯作成の予定。どうなるのか?今から待ち遠しいです。

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