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最初に受けたかった歯科治療(17)

◆2018年6月21日 26回目 左下36番
今回は難関、左下36番の土台作りです。

初めてどなたもアシストに付かず、先生がお一人で黙々と治療にあたって下さいました。
呟きやアシスタントの方への説明が全くないので、進行状況が分からず、レポートする事がありませんが、上手く土台ができ、本来の歯の形や向きがはっきりして来ました。
歯が曲がって歪んでいるのを無理矢理被せもので誤魔化し、最悪の噛み合わせを作ってしまった原因の歯。
元の歯をイメージしつつ、慎重に慎重に土台の形を作ってくださいました。
歯の形や高さ、向きは0.1mmとかいう違いなので、見た目あまり変わらないように見えても大きな違いとなります。
「こんな感じかなぁ、と出来上がった土台は相当な捻れ角度。再現するとこうなるから今は仕方ないよなぁ。矯正の先生は今ある歯を矯正するしか出来ないので、本来の歯を再現しないと意味がない」と。そりゃそうですよねー!

土台にキレイにハマるよう、前医でのクラウン調整も行い完了です。

先生に治療完了時の変化だけでなく、途中途中の変化も必ず記録しておいて下さいね!と念押しされました。
心の中で、ブログに書いているので大丈夫!と答えた私でした。

そういえば、前回PCにて先生の学会発表用のプレゼンテーションを見せていただきながらの説明の中で印象に残った事を書くのを忘れていました。
自分の歯と義歯とインプラントでの、脳血流の違い、脳のどこが使われているか!?︎を調べてみたら、自分の歯とインプラントはほぼ同じ場所なのに対し、義歯の場合は使われる場所がすごく少なくなるという事。
先生はインプラントはあまり好きではなかったんだけど、この結果を見て以来は、患者さんにこの事を説明し、インプラントと義歯とどちらが良いか選んでるいただくようになったそうです。
人工でも土台があり、噛んだ時に刺激として伝わるこということは大事なのだと思います。ただし、インプラントは本当に腕の良い方のところで、全体とのバランスを取って作成出来る事が前提でしょう。