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最初に受けたかった歯科治療(27)

◆2018年12月21日
バイオミメティックアプローチ(生体模倣学的アプローチ=健全な軟組織・硬組織を忠実に模倣すること)と矯正用仮歯へ入れ替え

いよいよ明日は矯正器具装着です。矯正は初めてなのですが、準備して翌日に矯正スタートするのが理想なのだそうで、週2回しか診療していない矯正歯科に午前午後通しの予約が入る日と、前日朝から夕方まで準備処置が出来る日で、と連日OKな日を選んだら21日
22日になりました!

今の歯の模型を作り、理想の歯をシュミレーションした歯型を作って、どこまでどうする必要があるのか?を相談した結果、強い噛み締めで削られてしまった歯を元の高さに戻す処置を施す事に。これはバイオメティックアプローチの一環です。
歯医者は歯を治すことはできない!人工物を使って、出来るだけ元の歯に近づけることしかできない!というのが先生の持論。
とても良い接着技術や材料が出来たので可能になったという歯の高さ出し。顕微鏡下で、ミクロン単位の再建をしていきます。
矯正用の仮歯は先生がその場で作った仮歯と比べて、溝などがとても精巧に作られていましたが、1本気に入らない仮歯があったらしく、これじゃ歯周病になってしまうから調整しますねー、と言っていました。こういうところは何度言っても完璧に出来ないんだよなぁ、と呟きつつ。先生が認めて、依頼する最高の技工士さんでもそうなのですから、他の方ではもっと配慮はない気がします。
現に私の今までの被せ物は先生からすると「これじゃいつまで経っても歯茎の状態は良くならないよ」というものでしたから。
技工士さんの仮歯は仮歯なのにピタッと歯茎にハマって、このまま変えなくてもいいくらいなフィット感です。材質が弱いので長持ちしないだけで、他は完璧な感じです。
何の世界でも、名人クラスの方の作品は随所随所に違いが出ますので、歯科技工の世界もそうなのですねー!
極めると限りなく本物に近づき、脳を騙せる!そうすれば身体はとても快適だと判断するので、自律神経系が不具合を起こさず、ストレスなく楽に過ごせ、新陳代謝も活発になる!という、先生の目指すところの大切さを身をもって感じます。
とにかく身体の感覚が全く違うのです。これほど歯の状態が全身に影響を与えているとは気付いていませんでした。
自律神経、免疫システム、呼吸状態、新陳代謝、これらが良くなる事で、エネルギーを無駄に使う事がなくなり、結果、より美しく健康で長生き出来る事に繋がる。これが先生の目指すアンチエイジング。
私も他のアプローチから同じ事を目指していますが、イメージなどのエネルギーだけででムシ歯がなくなったり、歯の高さや並び方が変わるわけではないので、物理的な歯科的アプローチは外せない方法だと分かりました。
歯の高さ出しをしていただいて、鏡を見たら高校生くらいの時の歯の印象に変わりました。懐かしい感じがします。
とても感動したので、こんな事他で出来るんですか?とお訊ねしてみましたら、「私が考えた事なので、やってないところが殆どでしょうねー」との回答。
やっぱり〜!とにかくこの先生に出会えてラッキーでした。